モンストのガチャ産キャラは、「進化」「神化合体(通称は神化)」の二種類に分岐します。
当然性能が違い、それぞれに特徴があり、役割があります。
月に数回程度行われている新キャライベントがありガチャキャラが3体追加されるので、その度に、進化と神化で6種類のキャラクターが新に実装されるわけです。
現時点でモンストのキャラクター数は3,000を超えていて、恐らくガチャ産キャラの進化(神化)後に限っても1,000くらいはいるでしょうか?
モンストのゲーム性はパズドラよりもキャラの役割を差別化しやすい事もあり、完全な下位互換や産廃と言われるモンスターが(他のゲームと比較して)多くないのは流石だと思いますが、それでもこれだけのキャラがいるとどうしても型落ちして実用が難しくなるキャラも出てきます。
そこで、型落ちしたキャラを救済すべく導入された新たな進化形態である「獣神化」なのですが、これが一石二鳥ならぬ一石三鳥の意味を持つ、実に見事なシステムになっています。
1.型落ちキャラクターの救済
当然の話ですが、獣神化によって少なくとも現環境での実用に足る強さに引き上げられます。
型落ちして倉庫の肥やしになっていたキャラが再び活躍できるようになります。
2.型落ちキャラクターがいずれ救済される可能性を提示
現時点で獣神化していないキャラクターも、獣神化というシステムが存在する事によっていずれ超強化される可能性を持つようになりました。
獣神化の実装前は、ガチャ産モンスターを売却していたなんて人もいるようですが、獣神化という存在がある今ではそういう事はまずなくなったと思います。
それにガチャで型落ちキャラクターを引いた時、以前はハズレだったものが、今は今後に期待が持てる可能性も出てくるようになったという事ですよね。
3.進化/神化の二つの役割を保持する必要があったのが一つで済ませられる
上記の二つまでは誰でも考える事だと思うんですが、もう一つ、(特に運営上の視点で)重要な意味があります。
前述の通り、獣神化していないキャラは1キャラにつき進化/神化の二つの役割を持っています。
なので、新たにキャラクターを追加するとき、あからさまな進化の上位互換、神化の上位互換な性能には極力しないよう配慮していたと思います。
しかし、古いキャラクターが獣神化によって強化されると、そのキャラクターがカバーすべき役割は基本的に獣神化一本に絞られます。つまり、進化/神化の上位互換を出しても問題なくなるという事です。
その空席に新たなキャラを現環境基準で実装していく事で、インフレをある程度抑えつつ価値のあるキャラクターを実装していく事ができるというわけです。
■まとめ
獣神化のココが一石三鳥!!
- 型落ちキャラクターを救済するぞ!
- 型落ちキャラクターにもいずれ救済される可能性を提示するぞ!
- 進化/神化の二つの役割を保持する必要があったのが一つで済ませられるぞ!
(結果、進化/神化の上位互換を出しても問題無くなったぞ!)
以上です。