FFには、ナンバリング個別の続編やスピンオフというものが度々ありますよね。
とりあえず、以下の票に纏めてみました。

FFナンバリングの続編・派生作品
FF4 ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-
FF7 ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII
クライシス コア ファイナルファンタジーVII
FF10 ファイナルファンタジーX-2
FF12 ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング
FF13 ファイナルファンタジーXIII-2
ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII

※コンシューマでプレイ出来るものに絞っています。
 確か、最初はFF10-2ですよね。そして、これを見ると、10以降のナンバリングはオンラインを除いて、全て続編orスピンオフ作品が出ているんですね。
 そうなると、やはりFF15-2は出るのか!?という所が気になりますよね。
 まず、野村氏がディレクターだった際に、FF15が連作である旨を発言しています。
http://www.famitsu.com/news/201306/12034847.html
その後にディレクターが田畑Dに代わり、その田畑Dは1作で完結と明言しています。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20160201_741571.html
但し、続編については、確かどこかのATRで「FF15の体験を最大限にする為に有効であれば検討します」といったような内容の発言があったように記憶しております。
これらの声に対し、それぞれ賛否はあると思います。
が、賛にも否にも、それぞれの発言の趣旨が「分作」なのか「連作」なのかをハッキリさせないといけないように思います。
 まず、野村氏が「連作」と言っているのは、正確に言えば「分作」の事を指しています。

野村 この密度で作っていると、途方もなく壮大なものになるんです。ボリュームや密度を落とすという案もありましたが、それでは、きっと望まれているものではなくなってしまう。そのため、『FFXV』は連作を念頭に完成させることを考えています。

こちらの発言から分かりますね。
簡単に言えば物語を作った結果壮大なものになったので、分割して出します、と言っています。
 一方で田畑氏は

田畑氏:それは考えていません。1作しっかり完結させる。まずはそこから。「to be continued……」で終わることは絶対ないです。クリアがもったいないと思いながらクリアして感動して貰う、それが目標です。

明確に「分作」を否定した上で、前述のATRの発言にて「連作」の可能性を残しています。
 なので、FF15-2が出るとして、FF15をボリューム・質共に一つの作品として描き切った上での続編となります。
その前提で私の意見を言えば、「FF15-2は出て欲しい」と思います。
その理由をいくつか挙げてみます。
1.クオリティをアップできる
 FF15-2が出るとしたら、恐らくFF15と同様にルミナスエンジンが仕様されると思われます。
同様のエンジン用いたり、近いゲームシステムにて続編を開発する場合、前作で1から作成した部分をある程度使いまわせるので、製作の負荷が減り、よりブラッシュアップしたゲームが出来る場合が多いです。
 同じFFで例を出すと、FF13-2。
FF13において最大の悪評ポイントだった一本道のマップは完全に解消されました。
(新都アカデミアなんかは逆に広く複雑すぎてそれはそれで賛否両論だったりしますがw)
FF13-2Academia.png
に加えて、FF13で好評だったバトルシステムは基本的にそのまま受け継いでいます。
つまり、前作で好評だった部分を残し、不評だった部分にテコ入れをして、より完成度の高いゲームを構築できるという事です。
 FF15は様々な事に挑戦しています。これだけの規模のオープンワールドは国内では前代未聞ですし、洋ゲーAAAタイトル並のオープンワールドにJRPGの要素を落とし込んだゲームも当然ありません。
戦闘システムも、シリーズ初のアクションとなった事で試行錯誤しているのが分かります。
勿論FF15の完成時点で、全ての要素を100点満点にまで持っていければ理想ですが、あくまで理想であって、全ての要素が100点のゲームなんか洋ゲーのAAAタイトルにもありませんよね。
 そこできちっと評価されている点・酷評されている点を分析できれば、FF15-2は、より優れたゲームとしてリリースされるハズです。
2.ボリュームをアップできる
 こちらも同様に、製作時のリソースをある程度流用できる事で、新たな機能を追加する余裕も生まれやすいですよね。
再度FF13-2の例を出しますが、「モンスターを仲間に加えて、3人目のバトルキャラとして使える&育成できるシステム」が追加されました。これだけの規模のシステムを上乗せできるのが、続編の強みでもありますね。
FF13-2Orutorosu.png
 シンプルなボリュームの上乗せという例でいうと、分かり易いのはモンスターハンターのG系でしょう。
まず、システムやモンスターを有る程度刷新してナンバリングとして出し、その後ボリュームを大幅に追加して”G”としてリリースする。続編にはそれが可能なんですよね。
 当然、FF15にも同じ事が期待できます。
まずFF15にてオープンワールドや仲間との連携、”FF15シリーズのベースとなるシステム”を作成します。
FF15-2では、そこに上乗せして、FF13-2の例で言えば「モンスター仲間システム」のような大規模なシステムを上乗せしてリリースできる可能性が高いという事です。
3.FF15の世界を長く堪能できる
これもやはり続編の醍醐味です。
FFの場合、シリーズのナンバリングが変われば、キャラクターや世界全てが一新されます。
なので、FF15のプレイ後にどれほどキャラクターやこの世界に愛着がわこうと、後にFF16が出たとしても、ノクト達やこの世界に再び会うことはできないんですよね。
 当然ナンバリング個別の続編が出れば別です。そうなればまたこの世界で冒険ができるわけです。
勿論、それはFF15をプレイしてみて、その世界が魅力的に映らなければ意味の無い話ですが、田畑Dが、この世界や仲間に愛着を持ってもらおうという考えを持ってFF15を描こうとしているのが

「ゲームをやっていないときに,あの仲間達との旅に戻りたくなる」ことを目標としています。
(http://www.4gamer.net/games/075/G007535/20160324131/)

という発言からもよくわかります。
何より、トレーラーを見て既にこの世界が非常に魅力的に映っているのは私だけではないハズ。
であれば、いずれまたこの世界を冒険する為に、FF15-2を望むのは自然な事だと思います。
4.フルスケール飛空艇に期待
 少しピンポイントな話になりますw
 飛空艇に関しては、もともとフルスケールの飛空艇を検討してアバランチの技術支援を仰いだりしていましたが、レガリアで空を飛ぶという所に落ち着きました。
空を飛ぶ事から逃げずに実装した事は評価できますし、勿論それはそれでとても楽しみにしている要素の一つですが、やはりFFファンとしては、巨大な飛空艇が、フルスケールで、オープンワールドの空を飛ぶ姿、絶対見たいと思いますw
 いずれFF16も出るでしょうが、その際にはまたゼロから積み上げなければいけない部分も多くなるでしょうし、飛空艇を実現できるかどうかはまだわかりません。
FF15-2なら前作の積み上げとしてまた技術開発できるでしょうし、そこでフルスケール飛空艇を実現できる可能性があるんじゃないでしょうか?
5.FF16までまた間あくんでしょ?w
 まあ、田畑Dに変わってからは、社内体制を一新したり、明確に発売日を線引きして、5年も10年ユーザーを待たせるような事はしないよう動いていますし、FF15でHDタイトルのノウハウも蓄積できたでしょうし、またFF16を5年も10年も待つ事になるかどうかは分かりませんが…それでも、現代のゲームはSFCのように1年2年で続編がポンポン出てくる時代ではないですよね。
 なので、FF16が出るまでの間遊べるタイトルは多いに越した事は無いわけですよ。
まあ、FF7リメイクが出ると思いますが…あたらはあちらでやはり相当開発期間がかかりそうな感じですしね。
今回と同様、BD2のスタッフでFF15-2を製作できるのであれば、それほど長い間待たされる事もなく、FF15-2が遊べるんじゃないかなという期待です。勿論、FF7リメイクも、FF16も、早く遊べると嬉しいですけどね!
 というわけで、FF15-2を出すべき理由を5つほど挙げてみました。
みなさんはどう思いますか?