213 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ (ワッチョイ d1a8-uoVh [126.25.112.156 [上級国民]])[sage] 投稿日:2016/05/05(木) 00:06:13.61 ID:QARm70rQ0.net [1/4]
FF12くらいからトレイラーの作り方下手すぎるよな
前情報ゼロでセリフを断片的に見せられても何が何やら訳分からんでマジで
真相はプレイしてのお楽しみ!的な感じ出したいんやろうけどモヤモヤするだけだわ
マップの広大さや戦闘シーンやらムービーシーンをどーんと出して最後にちょろっと意味深なセリフはいて終わりでいいじゃん
スタンド・バイ・ミーはいいアレンジだけど
あと日本のPS4作品の画面で髪の毛とか羽根とかがシャギっちゃうのあれなんとかならんの?
どうしようもないのあれ
なんにせよラムウやタイタンがムービーで出るっぽいので買うけどやな
ストーリーとかオープワールドには期待せんよもう
あとヒロイン?の金髪の娘がケツデカイので買う
引用元:http://wktk.2ch.net/test/read.cgi/ff/1461931119/
以下、雑記
このレスを見て思った事があります。
この>>213さんが主張しているのは「前情報ゼロでセリフを断片的に見せられる」トレーラーはモヤモヤするという事。
確かに、結局プレイするまで断片的に見せられたセリフの意味は分からないので、見る側はモヤモヤするかもしれませんが、それが製品版をプレイするモチベーションに少しでも繋がるのであれば、まあ手法としては理解できないでもないです。
私が思ったのは、ゲームプレイのシーンはほとんど使わずに、イベントの、特にプリレンダムービーのシーンの切り貼りで作ったようなトレーラー。
そういうトレーラーの全てがダメというつもりはありませんが、自分は、そういった類のトレーラーを見て「すげえ~」と思う事はあっても、「このゲームやりたい!」って思う事はほとんどありません。
これに関しては、FFシリーズだけの問題ではなく、最近のほとんどのゲームに言える事と思います。
それは、PS2後期ぐらい(まさに>>213さんがFF12くらいからと表現する辺りの時期ですが)から、中堅以上のある程度のタイトルにおいてプリレンダムービーの質と量が増えて、それだけで映画のマネゴトのようなトレーラーが作れるようになった事が要因でしょう。
例えば、今テキトーに検索して出てきたこのテイルズオブゼスティリアのトレーラー。
PS3「テイルズ オブ ゼスティリア」第1弾PV
ほぼ全てがイベントのシーンですよね。最近のトレーラーは本当にこういうのがほとんどです。
むしろ、このトレーラーに関しては戦闘シーンが2カット程入っているので、まだマシと言えるかもしれませんw
というわけで、FF15のトレーラーをヴェルサス時代からさかのぼって確認してみました。
まず2006年のE3で公開されたヴェルサスのお披露目。
Final Fantasy Versus XIII Video 1 E3 2006
見事に全てムービーシーンですね。
ある意味よかった。もしここにふんだんにゲームプレイシーンが入ってたらこの記事自体が企画倒れになるので少しドキドキしながら見てました
まあ、ファーストトレーラーでもあり、ノクトが無双するだけなので、本当に顔見せだけという意味もあるのかもしれませんが…この時点でゲーム部分は作っているんでしょうかね?プリレンダムービーから作ったりするものなんでしょうか?
続いて2007年ジャンプフェスタで公開されたトレーラー。
Final Fantasy VERSUS XIII 13 Jump Festa 2008 COMPLETE Trailer High Quality DK3713
こちらも見事にプリレンダムービーのみとなっております。
いや、FFファンに対してのみならこれでもいいのかもしれないんですよ。この時点ですでに買う事を決めているFFファンに対してであれば、「今回はこういう世界観なんだ」って感じで情報が増えるだけなわけですからね。
でも、やっぱりこの時点で買うかどうか未定って人に対しては、これを見せても「何このゲーム面白そう!!」とは絶対ならないですよね。
お次は2008年のトレーラーですね。
Final Fantasy Versus XIII Trailer
やはりこちらも、全編イベントシーンです。
トレーラーが3本続けてゲームプレイシーンが無いというのは、さすがになかなか無いですね。
FF13ヴェルサスというタイトルの特殊性も鑑みて考える必要もあるとは思いますが。
こちらは2010年のTGSで発表されたトレーラー。
Final Fantasy Versus XIII – Final Fantasy Agito XIII – Tráiler TGS 2010
ここに来てついに、ゲームプレイシーンらしき映像が!
とはいえ約1分しかない中でAgito(後の零式)とヴェルサス(後の15)の二つが紹介されており、ヴェルサスのゲームプレイシーンのみで言えばほんの20秒ほどでしたが。
ヴェルサスとしては最後になります。こちらのトレーラー。
FINAL FANTASY Versus XIII Trailer 2011
冒頭からのリアルさが「まるで実写」と当時は話題になったりもしましたが。
さすがにこの辺まで来ると、ゲームプレイシーンもそこそこ入っていますね。
約6分のトレーラーのうち、おおまかに言えば前半3分がイベント・ムービーシーン。後半3分はゲームプレイ部分って感じです。
さすがに今までの鬱憤をはらすように、後半3分はゲームプレイ映像を詰め込んで来ました。
現代日本そのままの市街地を舞台に敵の兵士や魔導アーマーと戦ったり、広い草原が確認できたり。
こういうのが見たいんですよね。ヴェルサスではじめて、このトレーラーを見て「ゲームとして面白そう」とワクワクしました。
ところが、ヴェルサスとしての情報はこれが最後となってしまい、2013年のE3にて、ヴェルサスからFF15への変更が発表されます。
FINAL FANTASY XV 2013 E3 トレーラー
こちらは、もう何度も見たという方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
FF15としてリスタートする際に、ほぼ全てのプロダクトを一新した可能性が高い事は、田畑Dの各媒体での発言や、実際にゲームシーンがFF15とヴェルサス時代でほぼ別物である事から予想できます。恐らく、キャラクターや概要等を引き継いでほぼゼロからのリスタートだったのではないでしょうか。
にもかかわらず、FF15としてのファーストトレーラーとなった上記映像では、かなり豊富にゲームプレイ映像を紹介しています。やはり目玉は、オルティシエでの大規模な戦闘。巨大なリヴァイアサンが出てきたり、巨大な石造?を乗りついで建造物を移動したり(ゴッド・オブ・ウォーシリーズを思い出しました)、プラットフォームがPS4に変わった事を存分に活かして迫力のシーンを見せてくれました。
(とはいえ、一応FF13のファーストトレーラーでムービーシーンにインターフェースだけつけて戦闘シーンのように見せていた、あえて言ってしまえば”前科”がありますので、実際のゲームプレイでこれが100%そのままできるわけではない可能性はあるかもしれませんが…)
続いてこちらは2014年TGSでのトレーラー。
FINAL FANTASY XV 2014 TGS トレーラー
やはり、ゲームプレイ映像をふんだんに使っています。
大きな変化としては、冒頭のシーンがゲームプレイ部分の映像という事です。
これまでは、ゲームプレイ映像が比較的多いトレーラーでも、冒頭からしばらくはイベントシーンを見せる事が多かったですよね。「グラフィックの質や迫力の点で、イベントシーンよりもゲームプレイ部分の方が魅せられる」と判断した、一種の開発陣の自信の表れのようにも思えました。
冒頭のアダマンタイマイの後も、イベントシーンを挟みつつ、草原でのガルラの群れとの戦い、帝国兵との乱戦、車でいろんな場所を訪れるシーン、洞窟、等、バリエーションも豊富で「ゲームとして面白そう」という感覚を非常に感じます。
FF15のトレーラーの中では、私個人としてはこれが一番「トレーラーとはこうあるべき」という理想に近く思います。
この後も、大規模探索可能な街のゲームプレイ映像がはじめて登場した「ジャンプフェスタ2015」でのトレーラーや、まさにゲームプレイ映像の紹介に重きを置いた「バトル編」「チョコボ・釣り編」「ドライブ編」、ゲーム内ロケーションを紹介した「World of Wonder」、そしてUNCOVERDの数々のトレーラー。
この辺からは、一つ情報が出るたびにワクワクは膨らんでいったように思います。
と、まあ「トレーラー内のゲームプレイ映像の割合」という視点でFF15のトレーラーをヴェルサス時代から振り返って見ました。勿論好み等はあるでしょうが、FF15に変わってからのトレーラーは、見るものを「ゲームとして面白そう」と思わせるという点において明らかにヴェルサス時代よりも優れているように思います。
記事の冒頭で書いた内容の繰り返しになりますが、プリレンダムービーのシーンの切り貼りで作ったようなトレーラーに対して「すげえ~」と思う事はあっても、「このゲームやりたい!」と思う事はほとんどありません。
最近はスマホゲーですら、ムービーシーンを切り貼りして作った、ゲームプレイ画面が一切出ないようなものがあったりしますよね。
ゲームの映像の進化によって、「ゲームが映画に近づいた」なんて言われたりします。
自ら「触れる映画」のような触れ込みで宣伝しているゲームもあります。
でも、紹介トレーラーまで映画の予告編のように作る必要は無いんです。
ユーザーの体験の手段はあくまで「ゲーム」なんですから。
そういう意味において、結論。ヴェルサスからFF15になってからのトレーラーの見せ方って割と良い感じだよね。と思います。
はじめまして。確かにFF15になってからヴェルサス時代と比べて、ゲームイベント等での新しいトレーラーが公開されるのを楽しみに待つようになりました。
ただ以前田畑さんがおっしゃってたことなんですが、イベントシーンとゲームプレイシーンが入ったフルスペックのトレーラーを作る際ものすごいコストがかかることと、開発のあらゆるところを止めて作らないといけないので結果的に開発期間を延ばさないといけなくなるので、夜明けトレーラーは開発を進めることを優先したためイベントシーンだけのものになったらしいです。
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>ロイスさん
なるほど、確かにコストの面は一つの要因としてあるかもしれませんね。
となれば、逆に言うとFF15になってからは、トレーラーでゲーム製作状況を待っているユーザーに伝えるという部分にも意識してコストをかけているという事なのかもしれないですね。
ある意味、今まで長らく待たせている事に対しての誠意みたいなものかもしれないですね。
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