FF15の情報をそれなりに追っている人はご存知でしょうが、FF15はオープンワールドです。
(一時期田畑Dはオープンワールド”風”という表現に拘っていた時期もありますが、最近は普通にオープンワールドって言ってますね)
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オープンワールドについて簡単に記述しておくと、
「舞台となる広大な世界を自由に動き回って探索・攻略できるように設計されたレベルデザインを指す言葉である」
だそうです。(Wikipediaより)
とはいえ、明確に定義があるわけではないっぽいので、若干意味合いに揺れがある部分は否めないですね。
それぞれのマップがシームレスに繋がっている事を指してオープンワールドと言ったりする場合もありますし、マップが一本道に近く縦に長いような場合でも、いつでもあらゆる場所に行けるようなシステムであればオープンワールドと言ったりする場合もあります。
FCやSFC時代のドラクエやFFをはじめとするRPGの多くは、ワールドマップの存在を持ってオープンワールドであると言われる場合もあります。
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これらの例のどれが正解でどれが正解でないのか、あるいは全て正解なのかは私にはわかりませんが、ともかく、リニアでなく、横に広くて自由度のあるものであるという事は恐らく間違いないでしょう。
 SFC時代のRPGのワールドマップがオープンワールドに該当するかはともかく、横に広くて自由度は確かにありました。
船や非空挺等の乗り物を手に入れる事でいきなり行ける場所の選択肢が増えたりもしましたよね。
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 本題に入りますが、FFでいえば、ワールドマップが存在したのはFF9までです。
FF10からはマップ同士が直接繋がっていたんですね。
これ自体を進化と取るか退化と取るかは人それぞれですが。
 PS2辺りからワールドマップという概念が消えていった原因としては、等身大の人間をリアルに表現できるようになった事で、それまでワールドマップが担っていた記号的な役割に違和感が出てきてしまった事と、単純に製作の労力が増えて広大なワールドマップの製作が難しくなった事でしょうか。
なので、FFは10,12,13と、実際に歩けるようなワールドマップは出てきません。あくまでエリア同士が繋がっているだけです。
リアルという意味ではSFC時代より進みましたが、ワールドマップを失った事によって「なんだ、ここに洞窟があるぞ!?」「次に行くのはここだけど、こっちに行ったら何があるんだ?」というような、能動的に探索する楽しみ方を失ってしまいました。
 特にFF13において評価を落しているのがこの部分ですね。FF13は特に「一本道」と評され、賛否両論の否の部分は主にここになります。
私はFF13も嫌いではないですし、プラチナトロフィーを取るぐらいやり込みましたが、探索の楽しみや自由度がほぼ失われているのは間違いないところです。
そして、RPGにそういった部分を求めるプレイヤーが多いという事もまた事実でしょう。
 そこで、近年、颯爽と登場したのがFallout3やスカイリム、ウィッチゃー3等に代表するような、シームレスに広大なマップを実装した3Dゲームです。
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冒頭で書いたように、広義ではSFC時代のドラクエやFFなんかもオープンワールドと言えますが、特にオープンワールドと言われるようになったのはこの辺りのゲームを指している場合が多いですね。
「シームレスに広大なマップを実装した3Dゲームが登場した」というよりは、ようやくシームレスで広大なマップを実現する技術力が実現してきたというほうが正しいでしょう。
 ところが、海外でAAAと評されるようなビッグタイトルでこのようなゲームが増え始めた反面、日本のゲームでこのような広大なマップを実現したゲームはほぼありません。強いて言えば、ゼノブレイドやGRAVITY DAZE、MGSPP辺りがそうですかね。
あと龍が如くなんかもオープンワールドと言えるかもしれませんが、そのオープンワールドとしてのクオリティや広さは、同じように現代の街を舞台としたGTAV等にはどうしても劣ります。(勿論ですが、それを持って龍が如くシリーズがGTAに劣っているというつもりはありません。)
 日本でこういう完全なオープンワールドが増えない理由としては、日本のタイトルの多くは、世界で売上げを見込めるIPではないという事があると思います。オープンワールドを一定のクオリティを持って実現できているようなAAAタイトルは、世界中で売れています。逆に、世界中で売る事を前提としているからこそ、予算をかけられる。逆にそれほどの予算をかけなければ、まだPS4レベルのクオリティで、広大でシームレスなマップなんて作れないんですよね。
 そこにいよいよ現れた、日本が世界に誇るIP、ファイナルファンタジー。その最新作で、オープンワールドとなる事を明言。それを含め、海外AAAタイトルへの挑戦を掲げました。
FFが近年のAAAタイトルのようなオープンワールドになる、というだけでワクワクする人は、私だけじゃないハズ。
私はGTA5、ウィッチゃー3、Fallout4、スカイリム、この辺りは全部遊びました。めっちゃ楽しみました。
でも、当然といえば当然ですが、やっぱり日本のゲームと海外のゲームって雰囲気からなにから違うんですよね。
海外のゲームが大事にしているものもあれば、日本のゲームが大事にしているものも当然ながらある。
だからこそ今回、日本のゲームが、海外のAAAタイトル並みの予算をかけて、海外のAAAタイトル並みの規模のゲームを作る。ワクワクしないハズがありません。
FFがワールドマップを捨てて失った横幅、「探索」という楽しみ、それが広大でシームレスなオープンワールドとなって戻ってくる。
それはスクエニにとっても日本ゲーム界にとっても、次へのステップとなる大きな挑戦ですね。