RPG好きとしては待ちに待ったドラクエの新作。
ずっとその発売機種がどうなるのかが注目されていたのですが、まさかのPS4、3DSの二機種(+スイッチも?)にてリリース。
私はまだどちらからやるか迷っています。
シリーズの正当進化版とも言えるPS4版をやはりファーストチョイスにするべきかという思いはあるんですが、仮に両機種プレイするとした場合、PS4→3DSと入るよりも、3DS→PS4の順にやった方が、感動が大きい気がするんですよね。
2Dのゲームを3Dでリメイクした際に「あのマップをリアルにするとこうなるのか!」っていう新鮮な驚きがあるじゃないですか。
そういう所もリメイク作品の魅力だと思うんですが、高クオリティ3D → 低クオリティ3D又は2Dという方向のリメイクは例がないので、同じような新鮮さを感じられるかが未知数です。
話が逸れましたが、本題に入ります。
前述の通り、ドラクエ11はPS4・3DSでの発売になったわけですが、これにより、売上にブーストがかかる可能性があるかもしれない!?
と思った次第です。
これは単純に「PS4ユーザーと3DSユーザーが両方買うから売り上げも合算になる!」と言いたいのではありません。
簡単に言えば、ゲハ争いの存在です。
特に国内ユーザーは、2chやそのまとめサイトを中心に、ソニー派閥や任天堂派閥に分かれて争いを続けております。
PS4で発売となった国内有数のブランドゲーであるFF15がPS4で発売となった際に、過去最大規模のネガキャンやネタバレが行われたのは記憶に新しいですよね。
で、その界隈ではやはり「PS4版と3DS版ではどちらが売れるのか!?」みたいな話も出てくるわけです。
単純にそれぞれの売上げがどうなるのか、というのは確かに私も気になりますが、その界隈では、どうしてもPS4 vs 3DSの代理戦争のような感じで見られてしまいます。
同じソフトが、増してや国内トップクラスのブランドタイトルがソニーの現トップハードと任天堂の現トップハードのマルチで出る、というのはゲームの歴史上においても前例のない事ですし、無理もないです。
そうなると、それぞれの信者としては、自らの信仰するハードを勝者とするべく多くの信者がドラクエ11を購入するでしょう。
少なくとも「ドラクエ」という名前には、その程度の理由で買ったとしても、無難に楽しませてくれるだろうという信頼とブランドがあります。
RPGのスタンダードモデル的な部分がありつつも、ポップ寄りのデザインや安心感を併せ持つ、いわばコアユーザーとライトユーザーの中間地点に位置するとも言えるタイトルです。
PS4ユーザーにも、3DSユーザーにも、等しく需要があります。
以上の事から、ゲハ争いをしている層のうち多くは「ドラクエを買う」という行動でゲームハード代理戦争に参加する可能性が高いという事です。
とはいうものの、この代理戦争にはマイナス要素もあります。
信者どうしの醜いネガキャン合戦が起こる可能性も高いですし、その結果、ゲハとは無縁の一般ユーザーにまで悪評が届き、それにより一般層の売上が落ちる事も考えられます。
結論として。
PS4と3DSという特殊マルチでの発売となった結果、一般層の購入率は減少し、ゲハ層の購入率が増加する、という事が考えられます。
勿論、減少率や増加率がどのようになるかは未知数ですが、代理戦争としてソフトを購入するゲハ層の母数が多いほど、ドラクエ11の売上げは爆発的に伸びる可能性を秘めている…んじゃないかと思いました。